パンチャカルマ〜ksheera dhara 〜

ギーの期間が終わったあと、下剤の日の夕食後からアーユルヴェーダ の薬を飲むことになりました。
夕食後の薬はリラックス効果のものだったそうです。
液体の飲み薬も朝晩、食事前に始まりました。

下剤の日の次の日からトリートメントが変わりました。

午前中のトリートメントは

oil bath 

私は5日続きました。
沢山のオイルを使うとても贅沢なオイルトリートメントです。
二人のセラピストの手で行われます。

ハーバルボールの時もですが、まず椅子に座ってベッドを少しのオイルでマッサージされます。
座りながら身体の前後も軽くマッサージされます。

日本では考えられないくらい沢山の薬用オイルを使用します。
とても気持ちの良いマッサージです。

45分〜50分ほどで、そのあとセラピストに身体と頭を洗ってもらいます。


午後のトリートメント、

ksheera dhara 

が始まりました。

ミルクダラーとも言われている、オイルでは無い薬用ミルクを額に垂らす処置です。

過去にダラーを受けた時、額の真ん中だけに垂らすものしか受けたことがありませんでした。
今回初めて受けたのは、セラピストが40分ほどずっとゆっくり、額全体、特に生え際に沿ってダラーの壺を動かした処置でした。
とても自然にゆっくりとなされる動きだったので、オートマチックかと思うほどでした。
気になったので、夕方のアシスタントドクターの回診の際に聴きました。


『ダラーは一点で行うものと、動かすものの違いは?』


額全体に動かすダラーのやり方が伝統的なやり方だそうです。


セラピストによっては、小さな声でチャンティングしながら行う人もいました。
額は敏感な部分ですが、動きがスムースで違和感を感じさせ無いセラピストの動きには驚きです。


過去に受けたダラーの時は寝落ちしてしまったことも。
今回受けたダラー、シロダラー含め計8回。
リラックス出来なかった日が初め2日ほどありましたが、基本的には眠りと覚醒の間をずっと彷徨う感覚でした。
ヴァータの鎮静に効果が高い施術になります。
ダラー中は寝ない方が良いとされています。
一度単発で受けるダラーと違い、8日ほど続けることにより、ヴァータが特に悪化しやすい私には効果的だったと思われます。

リラックスしよう、ではなく、脳も身体もゆっくりとした時間軸と空間でリラックスすることが出来ました。



Prakasa / プラカーシャ

アーユルヴェーダのお料理教室。訪問型お料理教室やリトリートシェフのお仕事を承ります。halepule公認シェフトレーニング修了。halepule全米ヨガアライアンス修了。ホリスティックに心と体を整えるお手伝い。