パンチャカルマ〜バスティ〜

下剤の日から3日目ヨガクラスが始まりました。朝7時から1時間、テラスにて。
私は毎日だいたい4時半から5時に起床して、身支度、そしてプラナヤマと瞑想後にテラスに少し早めに向かいました。
軽めにアーサナをして準備。

人それぞれ、今回受けたヨガクラスについて意見もあるかもしれませんが、私はラージャヨガとは違う内容のラジオ体操出的なこのクラスのヨガも良いものだと思いました。
ヨガアーサナは日本ではスポーツ、柔軟運動、お洒落なウェアを着て行う少し敷居の高いもの、そういうイメージがブランディングされています。
今回ラフで肌を見せない服装で参加したヨガクラスはラジオ体操という例えのように、朝人々が身体を整える為に行う呼吸法と体操、そういう位置付けがしっくりきました。
毎朝とても良い身体の目覚めになりました。


【Vasti】バスティ

中心処置の1つオイル浣腸です。
smallから始まり、bigバスティがあります。

このホスピタルでは12時にランチを食べるように言われ、そのあと1時間以内にセラピストが部屋に迎えにきます。
トリートメント室でバスティ、オイル浣腸を受けます。
部屋に戻りsmallなら20分はベッドに仰向けで保つよう言われます。
私は便秘がちな体質なせいか横になっているならまだまだ耐えられるというふうでした。
人によっては我慢ができない人も。

smallバスティが2日続きました。

40cc 60cc、そして私は3日目800ccでした。

前回より時間がかかっているな?と思って、セラピストに聞くと800ccとのこと。
しかし、量の割に辛くはありません。
30分近く横になっていられました。

5日目のバスティは特別なバスティでした。
朝ごはんはスープ、オイルトリートメントの後にバスティのためトリートメントルームへ。
400ccの強い薬のオイルバスティのため、アシスタントドクターが血圧など測ったあと、付き添います。
ホットミルクをコップに一杯飲みます。
そして、バスティ。
その後横になったままドクターにトイレはまだ?と聞かれますが私はまだ大丈夫でしたが、3分くらいしてまた聞かれたので、少しトイレに行きたい感じがしますと言うと、行って良いと言われたので、そのままトイレに。

そのあとセラピストに身体を洗ってもらい、その部屋でスプーン一杯の薬を舐めて、少しホットでスパイシーなベジタブルライスを食べました。
何故辛いの?と聞くと胃を刺激するためとのこと。

量は800の日の半分でしたが、ドクターが付き添いだったり、食事をトリートメントルームで食べるなど大ことなバスティだった理由はその薬の強力さだということ。

バスティは結腸がとても綺麗になる施術です。女性の生殖器官にも効果があるとされています。
単に腸を綺麗にするというデトックス目的ではなく、その周りにある内臓を含めた毒素の排出やアーユルヴェーダ の薬をオイルで浸透させる効果があるのです。
ピッタが強い人はバスティの時下痢をしやすいらしいですが、それでもバスティは行われます。
デトックスだけが目的ではないからですね。

今回、同じ期間に日本人の方が2組パンチャカルマを受けにいらっしゃいました。
そのおかげで、体質が違うことで同じ施術を受けてもこれだけ差があるのだ、とわかりました。
ヴァータが強い私はパンチャカルマ中も便秘な日があったり、下痢になることはなかった。(下剤の日を除く)
ピッタの人はお腹がいつも緩かったそう。

前に書いた記事のように、朝一プラナヤマやアーサナ、朝食前に排便がなくても便秘とは言わないから安心してください、とドクターから言われたことを書いたように、人それぞれに体質が違います。
それを受け入れる心を持てるようになったのは大きなことでした。



Prakasa / プラカーシャ

アーユルヴェーダのお料理教室。訪問型お料理教室やリトリートシェフのお仕事を承ります。halepule公認シェフトレーニング修了。halepule全米ヨガアライアンス修了。ホリスティックに心と体を整えるお手伝い。