美しい自然に触れること。
HSPという言葉をご存知ですか。
以下wiki抜粋。
ハイリー・センシティブ・パーソン(英: Highly sensitive person, HSP)とは、生得的な特性として、高度な感覚処理感受性(あるいは、カール・ユングの造語で言えば生得的感受性)を持つ人のこと。共通して見られる特徴として、大きな音、眩しい光・蛍光灯、強い匂いのような刺激に対して敏感であることが挙げられる。
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私は幼少期からこの傾向があります。
鬱病の期間が10年以上あるのですが、その時は自分の特性を理解していなかった為に苦労しました。
今は完全にこの特性が無くなることを目的とするのではなく、この特性を受け入れながら、自分なりの対処法を持つようにしています。
それはアーユルヴェーダの食事療法であったり、ヨガであったり、ほかにも自分なりの方法を持つことが大切だと思っています。
私は元々冬がとても苦手なヴァータカパです。今季は特にバランスを崩しやすかったです。パンチャカルマで更に過敏になったからかな?とも思っています。
アーユルヴェーダで推奨される過ごし方として、自然に触れるということがあります。しかし普段の生活を振り返ると、自然とは程遠いプラスチックやコンクリート、人工物だらけの環境で過ごしていることを実感します。
HSPの特性を持っていると、普段人が気にしないような環境でも大きなストレスになってしまいます。
ヨガではそういうマインドの意識を手放そうという目的がありますが、簡単なことではありません。アーユルヴェーダの教えにもあるように、環境を変えるということの方が薦められる場合があります。
今すぐ自然の中で生活をするということが不可能な場合、時々自分が癒される場所に身を置くことが良い手段。
鬱病が一番酷い時期に、南国の海辺でずっと海を眺めていたら涙が溢れてきてスッーと楽になった経験があります。
理屈抜きに楽になりました。
海に潜って全身が海水に包まれた時も、胸の奥から湧き上がる何かがあって、涙が溢れました。
当時は双極性障害等の症状が酷く、悲しいと楽しいという感情が平たくなっており涙を流すことがほぼ何年もありませんでした。
涙が溢れたことで、ハッと自分の中のコアな部分が自然の癒しによって再び機能し始めたと気がつきました。
もちろん、自然の癒しを受けたことが根本的な解決になるわけではありません。
しかし、自分のバランスを取る方法を知っているというのは、日頃気をつけていても上手に生きていけない時に励みになります。
緑の多い森や山、そして海などの大いなる自然には満ち溢れた生命のエネルギー、プラーナがいっぱい。
誰もがそういう場所では自然と呼吸が深く大きくなるのではないでしょうか。
このゴールデンウィーク、バタバタと過ごす以外に、新緑の季節の活き活きとした自然のエネルギーを感じる穏やかな癒しのお時間を持ってみてくださいね。
一足早いゴールデンウィーク休暇、タイのランタ島、ロック島などの島々で癒された心身を無駄にしないように過ごしたいと思います。
海に潜ると自分が自然の一部だと実感できます。細胞一つ一つが歓びを感じている感覚。
現地で食べることができる南国の新鮮なフルーツは太陽のエネルギーをたくさん蓄えていると感じます。朝ごはんはたくさんのフルーツ。アーユルヴェーダの地産地消の意味を確認できます。南国フルーツはその土地で旬のものをいただくことに意味がある、と。
身体に必要なものだからですね。
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